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マッチカットとは?意味・名作の例・スマホでの撮り方
マッチカットは、形・動き・構図の共通点で2つのショットをつなぐ編集技法。意味と名作の例、スマホでの撮り方を紹介します。
執筆 Ahmet Kütük更新 4分で読めます

マッチカットとは、形・動き・画面内の位置・音など、2つの異なるショットに共通するものを手がかりにつなぐ編集のことです。共通する要素がカットをまたいで続くため、時間や場所、被写体が変わってもつながって見えます。スマホで撮るなら、その要素を両方のショットで同じ位置に置きましょう。
マッチカットは映画編集でもっとも古い技法のひとつで、TikTok やリールの変身動画の多くもこの考え方でできています。仕組みが分かれば、自分で撮るのは難しくありません。
何が「マッチ」するのか
2つのショットは、目がカットをまたいで追いかけられる何かを共有しています。
| 種類 | 共通するもの | 例 |
|---|---|---|
| グラフィック・マッチ | 形や構図 | 丸い時計の文字盤が、同じ位置の丸い月に変わる |
| アクション・マッチ | 続いていく動き | あるショットで投げたボールを、別の場所で受け止める |
| 位置のマッチ | 画面内の被写体の位置 | 同じ人、同じポーズ、違う服 |
| サウンド・マッチ | カットをつなぐ音 | 拍手がドアの閉まる音に変わる |
有名な例
- 『2001年宇宙の旅』(1968年) 空に放り投げた骨が、軌道上の宇宙船に変わります。形と動きが、何千年もの時間を一気に飛び越えます。
- 『アラビアのロレンス』(1962年) 吹き消されたマッチが、砂漠に昇る太陽に変わります。
- 『サイコ』(1960年) 排水口に渦を巻いて流れる水が、目のクローズアップに変わります。
どれも、2つ目のショットが共通の要素を1つ目が残した場所に置いているからこそ成立しています。
マッチカットとジャンプカットの違い
ジャンプカットはひと続きのショットから時間を抜き取るため、被写体が飛んだように見え、あえて唐突な印象を与えます。マッチカットは2つの異なるショットをつなぎ、共通の要素で継ぎ目を隠します。前者はカットに注意を向け、後者はカットをなめらかに、あるいは意味のあるものにします。
スマホでマッチカットを撮る方法
- 共通にする要素を決める。 体の位置、物の形、または動き。
- 画面内の位置を固定する。 2本のクリップを、同じ場所・同じレンズ・同じ高さのスマホで撮ります。
- マッチで終わり、マッチで始める。 1本目の最後のコマと2本目の最初のコマで、要素が同じ位置にあるように。
- 動きがあれば動きの中で切る: ターン、投げる動作、手を払う動きの途中で。
2つのショットを別の日や別の場所で撮る場合、難しいのはステップ2です。ゴーストオーバーレイなら1本目の最後のコマがカメラに透けて表示されるので、2つ目のショットをそれに合わせられます。MatchFrame の変身動画はまさにこれを行う機能で、着替えや部屋の変身動画の多くもこうして撮られています。
試してみたいマッチカットのアイデア
- 真上から撮ったコーヒーカップが、同じ位置の丸いお皿に変わる。
- ある部屋で振り向きはじめ、別の部屋で振り向き終わる。
- 冬に閉まったドアが、夏に開く。
- カメラに差し出した商品が、同じ手が持つ次の商品に変わる。
もっと知りたいなら変身動画のアイデア12選と、手順を追った着替えの変身動画のガイドもどうぞ。